お米づくりを体験♪淡路島のハートスの自社農園で稲刈りイベントを行いました!
9月中旬から10月にかけてはお米の収穫時期。
淡路島にあるハートスフードクリエーツの自社農園で栽培しているお米も稲刈りの時期を迎え、10月4日に稲刈りイベントを行いました。
イベント当日は、長田区の幼稚園の園児さんをご招待!
昔ながらのお米づくりを体験していただきました。
苗から稲へ。成長を喜ぶ子ども達のまぶしい笑顔
今回ご招待した園児の皆さんには、今年6月に田植え体験もしてもらいました。
苗の状態から立派に育った稲を見て、子ども達は大はしゃぎ!
田植え時のことを子ども達もよく覚えており、「今日は地面がぐちゃぐちゃじゃなくて固いね!」と言っていました。
スタッフが手伝いながら、一生懸命に稲を刈り取る子ども達。
お米の成長を喜ぶ子ども達のまぶしい笑顔に、私達スタッフも元気をもらいました♪
最後まで自分たちの手で!昔ながらのお米づくり
子ども達が刈り終えた稲は、園庭で1週間ほど干して乾燥させます。
乾燥させた稲の穂先からもみを落とし、もみ殻と米を分ける脱穀作業が終わったら玄米に。
玄米を瓶に入れて棒でつつき、糠と白米とに分ければ、やっと白米の完成です。
ハートスでは、昨年から自社農園でのお米づくり体験イベントを始めました。
田植えの苗の状態や成長した稲を目で見て、実際に収穫することで自然の恵みを感じ、機械を使わずにあえて自分たちの手で精米まで行うことで、お米が食卓にあがるまでの工程を体験しながら学ぶことができます。
子ども達が「農家さんはこんな大変な思いをしてお米を作っている」ということを知る良い機会になるでしょう。
今回のイベントで収穫したお米は、精米して給食でも提供しますので、楽しみにしていてくださいね♪
【食育コラム】白米ができるまで
「米」という漢字は、分解すると「八十八」という漢字になります。
お米が実るまでに「八十八の手間」、つまり膨大な手間がかかることが「米」という漢字の由来になったと言われています。
文字通り、日本の農家は多くの手間をかけながら美味しいお米をつくってきました。
最近では機械化が進んでいるものの、良質なお米をつくるには、まだまだ多くの時間と労力が必要です。
普段何気なく食べているお米は、どのようにして作られているかについてご紹介しましょう。
<白米ができるまで>
- 苗づくり
育苗箱に種をまき、田んぼに植える苗を育てます。
②田おこし・代かき
お米が作る時は、いきなり田植えをするわけではありません。
田植えの前に田んぼの土を掘り起こして肥料を混ぜ、「代かき(しろかき)」をしてでこぼこの地面を平らにします。
③田植え
田植え機で田植えを行います。田んぼの形状によっては人の手で苗を植える必要があります。
田植え後も追肥作業や除草作業などの作業を行います。
④稲刈り
苗が順調に成長すると、念願の稲刈りシーズンが訪れます。
稲刈り機で刈り取り、脱穀も同時に行います。
⑤もみすり
脱穀したもみを、もみ殻と玄米に分けます。
⑥精米
玄米の表面を削ると、普段食べている白いお米になります。
普段食べている白米は、長い期間をかけてさまざまな工程を経て皆さんの食卓に届くのです。
子ども達の食に対する興味を深めるには、ただ美味しい給食を提供するだけでは足りないのではないか。
そう考えるハートスでは、子ども達や保護者様が、園の外でも「楽しく健やかに食べる」ことに向き合うきっかけ作りになるような食育イベントを、今後も企画していきたいと考えています。