野菜作りから調理・給食の提供までを自分たちの手で!ハートスが取り組む“自産自消”とは
ハートスフードクリエーツでは、自園調理にこだわりを持つ幼稚園や保育園へ専門スタッフを派遣し、毎日できたての美味しい給食を子どもたちに提供しています。
無農薬栽培におけるお米や野菜作りから、給食として提供するまでを一貫して自社で行うことにより、安心安全な給食の提供を実現しています。
今回は、ハートスが取り組む自産自消の活動や、求食(給食)事業のこだわりについてご紹介しましょう。
ハートスが取り組む自産自消とは
「自産自消」とは、「地域で作ったものを、その地域で消費する」という意味の「地産地消」から派生した言葉。
「自分で生産したものを、自分で消費するという」という意味で使われています。
ハートスでも淡路島の自社農園でお米や玉ねぎをはじめ、さまざまな野菜や果物を無農薬栽培し、自産自消に取り組んでいます。
収穫した農作物は、主に幼稚園や保育園の給食に使用。
給食は、専属の栄養士や調理師が毎日通い、調理室で手作りしています。
自産自消に加え、給食に使われる食材がどのようにしてできるのか積極的に伝えることで、子どもたちや保護者さまに給食や食育に関心を持ってもらうきっかけにしています。
美味しく食べてほしいからこそ手間を惜しまない
ハートスのスタッフにとって、給食が安心安全なのは当たり前のこと。
そのうえで子どもたちに美味しく食べてもらうために、スタッフは手間を惜しみません!
とある日の献立は栗ご飯。
園児さんの人数分の栗の皮をむくのは骨の折れる作業です。
ここだけの話、加工済みのむき栗を仕入れた方が安くて手間もかかりません(笑)。
でも子どもたちに地元産の美味しい栗を食べてほしい!その一心でスタッフは丁寧に生栗の皮をむいていきます。
ホクホクと美味しく炊きあがった栗ご飯を食べている子どもたちに「これ私たちが拾ってきた栗なんだよ」と伝えると、「本当に!?」と目を見開いて興味津々の様子でした。
また、とある日の献立はもち米シュウマイ。
もち米シュウマイは、シュウマイの皮の代わりにもち米を使用したもので、モチモチとした食感が楽しめる子どもたちに大人気のおかずです。
献立にもち米シュウマイがある日は、調理室の前までこども園の子どもたちがやって来て、調理室の周りがにぎやかになります。
「楽しみにしているね!」と声をかけてくれるお子さんや、自作のもち米シュウマイの歌を歌ってくれるお子さんがいたりして、本当に楽しみにしている様子。
実は、数人のスタッフで約800個ものシュウマイを手作りするのは大変な作業なのですが、そんな子どもたちの姿を見ると手間や苦労も吹き飛びます。
完食して空っぽになった食器を見たときが、「大変だったけど作ってよかった」と私たちがやりがいを感じる瞬間です。
子どもたちのことを第一に考えた献立づくり
ハートスは、給食を提供する幼稚園や保育園ごとに献立が異なります。
「野菜を多く取り入れたメニューにしてほしい」「和食の献立にしてほしい」など、各園によってご要望はさまざま。
幼稚園や保育園の食育方針にできる限りお応えできるよう努めています。
また給食は、子どもたちのことを第一に考えて作るものです。
スタッフは子どもたちが何を食べたいか、どうすれば苦手な野菜を食べてもらえるのかを常に意識して献立づくりに取り組んでいます。
お野菜は小さく切って料理するほか、酸味のある酢の物はよく火にかけて酢を飛ばしたり酢の量を減らして甘みを足したりするなど、子どもたちが食べやすくなるよう工夫しています。
ハートスでは求食(給食)事業以外にも、自社農園で収穫した農作物をマルシェイベントで販売したり、スイーツに加工したりと、さまざまな形で自産自消に取り組んでいます。
こうした私たちの取り組みが、お子さんや保護者さまに少しでも「食」について考えていただくきっかけになれば幸いです。