【食育活動レポート】7月のテーマは「夏野菜」 おいしく食べて、暑い季節を元気に過ごそう!

ハートスフードクリエーツは、給食を提供する幼稚園や保育園で定期的に食育活動を行っています。以前ブログでお伝えした「お魚の解体ショー」や「味噌づくり」のほか、それぞれの園と協力し、オリジナリティあふれる食育活動に取り組んでいます。

7月は「夏野菜」や「七夕」をテーマに、食育活動を実施!今回はその様子をご紹介します!

 

暑い季節に元気をくれる夏野菜!どんな野菜があるかを知っておいしく食べよう!

今年は暑い夏になる!

夏の気配を感じ始めた頃から、そんな予報が飛び交っていましたね。そこで私たちハートスでは、暑い夏に元気をくれる夏野菜のことを子どもたちに知ってもらう機会を設けました。

 

まず夏野菜にはどんな種類があるのかを子どもたちに説明。

トマトやきゅうり、なすといった夏野菜の代表ともいえるメジャーな野菜は、みんなよく知っていましたが、ある大きな緑の野菜が登場すると、教室はザワザワ…。顔には「?」が浮かんでいます。一体どんな野菜が登場したのでしょうか。

 

その正体は「冬瓜」。冬の瓜と書きますが、実は夏野菜の一つなんです!

丸ごと冷暗所で保存しておけば冬までもつことから、「冬瓜」と記すようになったと言われています。夏の間は、八百屋さんやスーパーで、1/2や1/4に切って売られているので、子どもたちは何気なく目にしているかもしれませんね。

 

ということで、子どもたちには、冬瓜を切ったら中はどんな色をしているのかを聞いてみました。緑・赤・白…?

やはり冬瓜の知名度はそんなに高くないようで、子どもたちは真剣に悩んでいましたよ。「赤はなさそう・・・」「外が緑だからきっと中も緑だよ!」などなど、いろんな意見が飛び交っていました。

 

また冬瓜にはどんな力が秘められているのかについてもお話ししました。

ほかの夏野菜と同様、冬瓜は水分が多く、体の熱を取る働きがあり、夏バテ防止にぴったり。しかも体内の塩分を排出してくれるカリウムを多く含んでいるため、むくみの解消や高血圧の予防に効果があると言われています。また肌の健康維持に役立つビタミンを多く含んでいるので、お家ごはんにもぜひ取り入れたいところです!

今回は、ほとんどの子どもたちが冬瓜を知らなかったということもあり、実際にどんな野菜なのかを目の前で見てもらうことに。冬瓜をはじめて見る子どもたちは、触ったり、匂いを嗅いでみたり、ちょっとかじってみたりと、思い思いに観察をしていましたよ!

 

冬瓜の次は、熟す前のきゅうりにあるとげとげの秘密に迫りました!

答えは、ぜひお子さんに聞いてみてくださいね。

 

はじめての冬瓜 給食でいざ実食!

 

夏野菜のことを学んだあとは、いざ実食です!

この日の給食は、クイズに登場した冬瓜やきゅうりを使ったおかずが並びました。

子どもたちは、きっと夏野菜のことを学んで興味をもったのでしょう。みんなしっかり給食を食べてくれました。ほぼ完食といったところでしょうか!残食がとても少なかったのが印象的でした。

 

このほか7月は、「七夕」の日にみんなでクッキーをつくりました。7月7日は、1年に一度、織姫と彦星が天の川を渡って会える特別な日。夏の夜空に思いをはせて星型のクッキーをつくり、おやつにみんなで食べました。

 

給食も七夕の雰囲気が伝わるように工夫しましたよ!

こうした食育は、日本の伝統行事への理解を深めるとてもいい機会となっています。

 

健やかな身体をつくり、こころをつくる お家でもちょっとした食育を!

「おいしい」「楽しい」と感じたり「体にいい」ということが分かったりすると、子どもたちは自ら進んでごはんを食べようとします。ですので、お家でも、ちょっとした食育を心がけてみることをおすすめします!

と言っても、何か特別なことをする必要はありません。一緒に買い物に行って食材を選んだり、料理や後片付けのお手伝いをしてもらったり、家族全員は難しくても誰か大人一人が隣に座ってご飯を食べたり、無理なくできることからはじめてみてくださいね。

 

食の大切さ、食べることの楽しさを知ることができれば、人は自ずと食事の重要性を理解し、自ら口にするものをきちんと選択するようになります。特に幼少期に培われた「食を営む力」は、子どもたちの心身の発達や人間性の形成に大きく関わってくるため、食育は大切にしたいところです。

 

身体をつくり、こころをつくる。

私たちは、子どもたちが「食」に関心をもてるよう、これからもそれぞれの園とともに食育活動に取り組んでまいります。