ハートスフードクリエーツがセントラルキッチンをオープン プロの料理人が作るお惣菜をお届けするとともに、日本の食文化の魅力を発信!

 

自社農園で栽培した無農薬野菜など、安心安全な食材でおいしい給食を提供する「求食事業」、旬の食材にこだわったオリジナルスイーツを製造・販売する「スイーツ事業」、地元の旬菜を使ったヘルシー料理を絶景と共に楽しめるレストランやカフェを手がける「外食事業」。

「食」の分野で多彩な事業を展開するハートスフードクリエーツが、このたびセントラルキッチンをオープンすることになりました!

今後、皆さんの食卓を彩るおいしいお惣菜や加工品をお届けするとともに、日本の食文化の魅力をどんどん発信していこうと考えています。ぜひ楽しみにしていてくださいね。

 

ハートスが手がけるセントラルキッチンとは?

ハートスのセントラルキッチンがオープンするのは、兵庫県兵庫区。7月下旬ごろから少しずつ稼働させています。

 

まず手がけるのは、淡路島にある自社農園の無農薬野菜を使った加工品の製造です。野菜スープや切り干し大根のほか、「毎日料理に時間をかけられない!」という方々に向けて、夕食の一品になるようなヘルシーでおいしいお惣菜をお届けしていきます。

 

セントラルキッチンの商品は、毎月第3土曜日に神戸・御影のパイ専門店「TOKINONE」前で開催するハートスマルシェや給食を提供する園でのマルシェのほか、イベントへの出店を通じて販売していく予定です。現在、ECサイトも制作中。ゆくゆくはネットでも購入できるようにしたいとも考えています。

 

豊かな心を育む和食の魅力を伝えたい

私たちのセントラルキッチンには、経験豊富なプロの料理人が在籍。ハートスが日頃給食づくりで考案するレシピをもとに作るお惣菜はもちろん、プロの料理人が手がけるお惣菜やミールキットもご提案していこうと、現在構想を練っています。

 

中でも大切にしたいのは、日本の食文化の魅力を発信していくこと。ただおいしいものを作ってお届けするだけではなく、食材の旬をはじめ、日本の行事と深く結びついた郷土料理や伝統食など、日本食の魅力を再発見できるような情報も同時に発信していきます。

 

多彩な食材、栄養バランスの良さに加えて、美しい四季やその移ろいを見た目や味から楽しめる日本食。ユネスコ無形文化遺産に登録され、海外でその素晴らしさが評価される一方、日本では和食離れが進んでいるのが現状です。私たちは、セントラルキッチンのオープンを機に、改めて豊かな心を育む和食の良さを伝えていこうと思っています。

 

9月9日は何の日?

さてここで、早速日本の行事とその行事食を一つご紹介しましょう。

少し先になりますが、9月9日は何の日か皆さんご存じですか?

 

伝統的な年中行事は、3月3日の「桃の節句」や5月5日の「端午の節句」、7月7日の「七夕の節句」など、奇数が重なった日に多くあります。これは、節句が古代中国の「陰陽五行(いんようごぎょう)」という思想に基づいて生まれたことと深く関わりがあります。この思想では、奇数は縁起の良い「陽」、偶数は縁起の悪い「陰」と考えられており、奇数の重なる日は縁起の良い日とされていました。

中でも陽数の最大値である「9」が重なる9月9日は、「もっとも縁起が良い日」とされ、「重陽」と呼んで、節句の一つになっています。

 

そして、「桃の節句」のちらし寿司、「端午の節句」の柏餅といったように、重陽の節句にも「行事食」があります。重陽の節句は、「菊の節句」や「栗の節句」とも呼ばれることから、菊酒や菊茶、栗ごはんなど、菊や栗を使ったお料理が食べられています。

 

さらに、「くんち(九日)に茄子を食べると中風にならない」という言い伝えがあり、重陽の節句では、「茄子の煮びたし」や「焼き茄子」といった茄子料理を食べて、不老長寿や無病息災を祈るという風習もあります。中風とは脳卒中などにより半身不随になることを意味します。この言い伝えには、脳卒中の原因となる生活習慣病を予防する意味が込められているのでしょうね。

 

今まであまり親しみのなかった方も、今年は菊酒や栗ごはん、茄子を使った料理を楽しみつつ、ご自身とご家族の食生活や健康に目を向けてみてはいかがでしょうか。